機能開発のカテゴリー
「アジャイルな見積もりと計画づくり」という書籍を読んでいて機能開発の優先順位付けに参考になりそうな指標があったので紹介します。それは「狩野モデル」という狩野紀昭教授が提唱した手法です。フィーチャ(機能)を3つのカテゴリーに分けて考えます。
- 当たり前、または必須のフィーチャ
- 線形、一元的なフィーチャ
- 魅力的なわくわくするフィーチャ
当たり前のフィーチャは文字通りあって当たり前でないと価値が毀損します。あって当たり前なので品質に磨きをかけても顧客満足度は上がりません。
線形のフィーチャは、あればあるほど良い。フィーチャの量に対して顧客満足度が線形で高まるということです。
魅力的なフィーチャは、大きな満足をもたらしてくれるものです。これによって顧客は割増料金を払ってくれます。ただ、このようなフィーチャがないからといって顧客満足度が悪くなることもないです。
これを使えば、どのフィーチャを優先的に実装すべきかなにを後回しにしても影響が少ないかを判断する一助になりそうですね。